不断水について語ります

凍結法を用いた不断水工法

凍結法を用いた不断水工法では、まずは工事部位のすぐ上流と、必要であれば下流部分の水道管を冷媒で冷やし、中の水を凍らせます。

冷媒としてはマイナス200度程度にもなる液体窒素が用いられるのが普通で、これを現場で即席で作った容器の中に入れます。もちろんその容器の中には冷やしたい部位の水道管が貫通しているように作られています。

この際、中の水は流れていてはいけません。原則的に静止状態でないと、いくら周囲から冷やしたところで凍る前に水は先に流れていってしまいますから凍りません。不断水工法でどれだけの部位を凍らせる必要があるかというのは、主としてその水道管の太さによって決まります。

太い水道管であればあるほど、それだけ一定面積に高い水圧がかかっていますから、氷の幅も長くしないと水圧に耐えられません。もちろん、その水道管にかかっている水圧も影響します。

管の太さに関わらず、高い水圧がかかっているような部位であればそれだけ長い幅で凍らせる必要があります。さらには、水道管の材質も影響してきます。

内面がつるつるしている水道管の場合はそれだけ氷と管内面との摩擦が少なくなりますから、不断水工法で凍らせるべき部分の長さもそれだけ長くなります。

逆に管内面がざらざらしている材質の水道管の場合は、そうでない場合に比較すれば凍らせるべき部分の幅は少なくて済みます。

このようにして氷で即席の弁を作って工事を行うのが凍結による不断水工法です。

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